Olive Trees

オリーブ

　小倉園のオリーブは、摂氏40℃超になる夏の気候や、−8℃くらいまで下がる冬の非常に過酷な環境の下で育っています。新芽を早く吹かせて春先の出荷に間に合わせることができるように、温室の中で育てることもありますが、基本的に暖房などは一切焚いておりません。そのため、非常に丈夫でしっかりとしたオリーブに仕上がっています。お客様の元に渡った後も、丈夫で生き生きとしたオリーブであり続けられるよう、日々育成についての研究を重ねています。
　そんな小倉園では、オリーブを栽培するにあたり、“４つのこだわり”を持って愛情を込めて取り組んでいます。

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樹形へのこだわり: 鉢物として鑑賞に耐える樹形にするために、じっくりと年数と手間を惜しみなくかけて仕立てています。堀り上ものではなく、最初からずっと鉢で育成させているので、しっかりと根が張っています。そのために植え替え時の植え傷みもほとんどありません。

Olive Garden

用土へのこだわり: 年数をかけて育てているので用土にもこだわっています。オリーブは酸素要求量がとても高い植物なので、気相率の高い排水性の優れた用土を必要とします。また、ペーハー（pH）をオリーブが好む7.0（中性）～7.2（弱アルカリ性）に調整しています。

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鉢へのこだわり: オリーブは、酸素要求度が非常に高いので、小倉園では育成させる鉢はほとんど、通気性に優れたスリット鉢を使用しています。

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品種へのこだわり: ベンジャミンの「捻じりの元祖」として知られる小倉園。その観葉植物の生産で培った技術により、国内では難しいとされていたジャンボカラマタの繁殖にも成功しました。また自らイタリアへ出向き、希少な種類を持ち帰り繁殖しています。 2017年には(株)オリーブガーデンと共同でイスラエルより新たに40種類ほど導入、それにより合わせて100種類超となりました。今後順次繁殖させて数年後にはラインナップを充実させたいと考えています。また、重要な品種で、それが本物かどうか疑われるものについては、スペインのコルドバ大学にDNA鑑定を依頼し、品種の同定を少しずつ進めています。今後も品種の信頼性を高めていきたいと思っています。

完成品にならなければ出荷はいたしません

オリーブの育て方

こちらのページ↓で、オリーブの詳しい育て方や皆様の疑問などをお答えしております。

よくあるご質問

オリーブ樹型ギャラリー

オリーブは、品種やその剪定の仕方によって、樹型が様々です。
決して1本たりとも同じ樹型のものはありません。
小倉園で育成しているオリーブの樹型の一例をご覧ください。

バロウニ

アザパ 10号

バロウニ 10号

ロシオーラ 8号

カヨンヌ 8号

シプレッシーノ 6号

バルネア 8号

ルッカ 6号

フラントイオ 6号

コラティーナ 8号

コラティーナ 6号

コロネイキ 6号

コロネイキ 6号

ピクアル 6号

ピクアル 6号

小倉園の日々の風景や、特選の樹形、DNA鑑定の結果などを載せています。

オリーブの葉品種別比較【100種】

生育状況や生育環境により葉の特徴は左右されるため、あくまで参考程度に留めてください。

【品種一覧】

（全113品種）

【アルゼンチン】

【オーストラリア】

【チリ】

【中国】

【アルジェリア】

【エジプト】

【スペイン】

【フランス】

【ギリシャ】

【イスラエル】

【イタリア】

【モロッコ】

【セルビア】

【シリア】

【チュニジア】

【トルコ】

【アメリカ合衆国】

【原産国不明】

＜補足説明＞

「在庫あり」　：: 十分・少量にかかわらず在庫があるものです。（※在庫のある鉢のサイズは、販売店にお問合せ下さい）
「出荷間近」　：: 数週間～数ヶ月で出荷できるようになるものです。
「育成中」　　：: 育成しているオリーブの数に関係なく、まだ商品として仕上がっていない状態です。
「育成検討中」：: 現在持っているものが親木のみで、育成を行なっていないものです。今後挿し木をして数を増やそうか検討している品種になります。
「育てやすさ」：: 育て方や環境にもよりますが、品種の特性上に置いて、耐寒性や病気に強く、樹勢が強いなどの特徴を持ったものや、その反対の特性を持ったものなどを基準にしています。
「お勧め」　　：: 現在小倉園で、出荷が可能、もしくは品種の特性が優れているものです。
「大実」　　　：: 実の大きさは結実の数によって変動しますが、通常の品種よりも大きな実をつける品種です。
「希少」　　　：: 他国では普通になっている品種もありますが、現在の日本ではあまり出回っていない品種です。時が経つにつれて、希少性が変動する場合があります。

品種の情報は、小倉園が今まで育成してきた経験や知識、そして海外の様々な図鑑や文献を読み解いた元に作成しています。
インターネット上にある、情報源の不確かなものは極力載せないようにしてあります。
※品種の詳細情報と画像の無断転載・無断使用はご遠慮ください。(URLの添付はOKです)